CCNC/CES2025に参加しました
2025/01/10
こんにちは。河口研究室M1の森裕輝 (ymori)です。
2025年1月にアメリカ・ラスベガスで行われた、IEEE Consumer Communications & Networking Conference 2025 (CCNC2025) に参加してきました。 CCNC2025は、International Consumer Electronics Show (CES)と同時期に毎年ラスベガスで行われる国際学会です。 今回はCCNC2025だけでなく、CESにも足を運ぶことができたので、その様子も含めてレポートをお届けします。
開催地ラスベガス
今回訪れたのは、世界的に有名なカジノとエンターテイメントの街、ラスベガスです。
煌びやかなネオンと賑やかな街の雰囲気が特徴で、そのエネルギッシュな活気に圧倒されました。
カジノはもちろん、数多くのショーやレストラン、観光スポットが並び、まるで夢のような非現実的な空間が広がっていました。
ラスベガスは、技術やビジネスのイベントも盛んで、毎年世界中から人々が集まる場所として知られていますが、どこにいてもエンターテイメントの魅力を感じることができる街でした。
ラスベガス到着
CESについて
ラスベガス到着後、まず参加したのは、世界最大の家電とテクノロジーの見本市、CESです。 毎年ラスベガスで開催されるこのイベントは、4500社以上の企業が最新のガジェットや革新的な技術を展示する場として、テクノロジー業界の注目を集めています。 今年は、なんと141,000人以上の参加者が集まり、世界中から6000人以上の方々が報道陣として訪れるなど、まさに世界中の注目が集まる大イベントとなりました。 私が見て回ったブースでは、最新のクルマ、お掃除ロボットやセンシングデバイス、3Dディスプレイ、ロボットアーム、美容製品に加えて、VRを活用した安全アイテムなど、さまざまな最新技術を体験することができました。 また、ちょっと変わったキーボードも見かけ、アイデアと機能性の両方で驚きの発見が多く、まさに未来を感じることができるイベントでした。
ソニーホンダモビリティの最新車
AutoKeyboのキーボードを体験
CCNCについて
ラスベガス到着2日目以降は、ラスベガスのフラミンゴホテル&カジノで開催されたCCNCに参加しました。 この学会は、通信技術、ネットワークシステム、消費者向けのICT技術に関する最先端の研究成果が発表される場であり、業界の専門家や研究者が集まる学会です。
論文発表
今回、これまでの研究成果をまとめた論文である、 “Efficient Edge AI based Annotation and Detection Framework for Logistics Warehouses” が本会議のWork-in-Progress論文として採択され、本論文の発表を行いました。 国際学会で発表するのは、今回が初めてでした。 さらに、トップバッターとしての発表で非常に緊張しましたが、その分、貴重な経験を積むことができました。 発表を通じて、発表スキルや英語での質問に対する対応力をもっと向上させる必要性を感じました。 次回の挑戦までに、準備をし続けたいと思いました。
プレゼンテーションの様子
その他の印象に残った発表
CCNCでは、多くの興味深い発表がありましたが、特に印象に残った発表がいくつかあります。 例えば、「群衆デジタルツイン」の実現を目指した群衆検出手法に関する発表では、リソース制約のあるデバイス上での効率的かつ正確な群衆データの取得方法が紹介され、エッジデバイスの限界を考慮した新たなアプローチに非常に感銘を受けました。 また、「エッジAIを活用した協調型推論」についての発表では、精度と遅延のバランスを取る手法が提案され、監視システムにおける実際の利用に即した非常に実践的な内容でした。
どちらも、現在の技術課題を乗り越えるための革新的なアプローチを学ぶことができ、自分の研究にも多くのヒントを得ました。
学会を通して
この学会を通じて、さまざまなバックグラウンドを持つ研究者や業界の専門家と出会い、多くの刺激を受けました。 特に、ポスターセッションでは、他の参加者と直接対話し、互いの研究や技術について意見交換をすることができました。 新たな視点を得ると同時に、今後の研究に対するモチベーションも高まりました。
また、バンケットでは、カジュアルな雰囲気の中でさらに多くの参加者と交流を深めることができました。 同じような分野で研究をしている方々と出会うことができた点も、この学会の大きな収穫の一つでした。
ポスターセッションの様子
バンケットで提供された夕食
ラスベガス観光
学会後には、ラスベガスならではの観光も楽しみました。 街の象徴とも言えるラスベガス・ストリップを歩きながら、豪華なホテルやカジノを堪能しました。 特に、夜のライトアップは圧巻で、まるで別世界にいるような感覚を味わうことができました。
ベラージオの噴水ショー
ベネチアンホテル内の美しい運河
パリスホテルのエッフェル塔
最後に
今回のIEEE CCNCに参加できたことは、非常に貴重な経験となりました。 研究成果を発表し、他の研究者や業界の専門家と意見交換をすることで、自分の研究をさらに深めることができました。 また、学会を通じて得た新たな知見やネットワークは、今後の研究活動やキャリアにとって大きな財産になると感じています。
さらに、ラスベガスという素晴らしい都市で、学会だけでなく観光も楽しみながら、充実した時間を過ごすことができました。 この経験を糧に、今後も挑戦を続け、より一層の成長を目指していきたいと思います。
次回の学会での発表や交流が今から楽しみです。
IEEE CCNCは来年もラスベガスで開催されます!
今回の投稿内容についてもっと詳しく聞きたい!河口研に興味があります!という方はぜひ見学へいらっしゃって下さい!
学生へのコンタクトは kisho☆ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp へどうぞ! (☆を@に変えてください)
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