HARCS2024に参加しました

2024/11/28

こんにちは、河口研B4の宇佐美龍斗 (usami) です。 この記事はHARCS2024への参加レポートになります。
現地にはusami、gushi、浦野先生が参加し、研究室ではtsutsui、kisho、河口先生がデモ対応を行いました。

HARCS2024について

人間拡張研究センターシンポジウム(HARCS)は産業技術総合研究所主催の人間拡張に関する学術イベントです。2018年に人間拡張研究センターが設立されて以来、毎年秋に開催されています。
例年通り、千葉県の柏の葉カンファレンスセンターおよびオンラインのハイブリッド開催となりました。

人間拡張技術では、ヒューマンセンシング・VR/AR・ロボット等の技術を用いて、人の身体能力やコミュニケーション能力を高め、さらにモティベーションやエンゲージメントを向上することを目的としています。
各分野の専門家による招待講演と、60件以上のポスター・デモ発表が行われました。

他の参加者はアカデミアの方よりも、研究所や企業の方が多かった印象です。

会場

千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンター にて開催されました。 駅から徒歩3分でとてもアクセスの良い会場でした。

挨拶や講演が行われたメインホール ホール

ポスター発表会場の様子 路面電車

デモ展示スペース デモ会場

発表

「遠隔ロボット操作による複数人協調型メタワーク」というタイトルで発表しました。
デモ内容に関してはVR学会やUbicompで発表したものと大きく変わりませんが、今回は初めて遠隔でロボット操作を行いました。
大きなトラブルもなく、千葉-愛知間で音声コミュニケーションをしながらロボットハンドを動かすことができて良かったです。

デモの様子 デモ

研究室側はこんな感じ 研究室

多くの方に興味を持っていただき、実際にデモを体験してもらいました。
研究所や企業の方が多かったためか、実用化に向けて現場からの視点で意見を多くいただき、非常に参考になりました。 今後に活かしていこうと思います。
デモの見せ方についてもまだまだ改善の余地があると感じました。

招待講演

撮影禁止だったため写真はありませんが、興味を持った内容をいくつか紹介します。

  • BodySharing (体験拡張)

有感覚 (重さや位置、疲労感など) を再現・フィードバックすることでバーチャルでの観光やコミュニケーションの体験をよりリアルなものに近づけます。 遠隔カヤック体験や手のひらに小鳥が乗る感覚を再現していました。

  • AIスーツケース (視覚障害者用支援ナビゲーションロボット)

LiDARと深度カメラで段差や障害物を検知し、持ち手の振動子で曲がる方向を指示します。日本科学未来館で定常運用を始めたが、インフラ整備や社会の理解など社会実装にはまだまだ壁があるそうです。

最後に

今回の投稿内容についてもっと詳しく聞きたい!河口研に興味があります!という方はぜひ見学へいらっしゃって下さい!

学生へのコンタクトは kisho☆ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp へどうぞ! (☆を@に変えてください)

河口研はあなたが来るのを楽しみに待っています!