IoT2022に参加しました

2022/11/06

こんにちは,河口研D1のshimoです.

2022年11月7日から11月10日まで,オランダのデルフトで開催されたIoT Conference2022に参加してきましたのでご紹介します!

IoT2022

会議詳細

IoT2022は,IoTアーキテクチャやエッジAIコンピューティング,ヒューマンインタラクションIoTなど,様々なIoTをテーマした国際的なカンファレンスです. 今年はオランダのデルフトにある,デルフト工科大学(TU Delft)で開催されました.
デルフト工科大学は,航空宇宙工学科をはじめとする9つの学科で構成されていてオランダでは最古の工科大学になります.

IoT2022の会議は,デルフト工科大の中のIndustrial Design Engineering (IDE)という建物で行われました.

IDE

IDEの施設

Workshop

11月7日にPre-Conferenceとして様々なWorkshopが開催されました.
私はそのWorkshopの中の「Next-Generation IoT Infrastructures for Real-world Applications」に参加し,発表を行いました.
発表した論文はこちらから読めるので,興味がある方は是非読んでみてください.

発表風景 発表風景

発表者に対する質問などはGoogle Sheetsで管理されていました. 参加者は疑問や意見があると共有のGoogle スプレッドシートに書き込み,質問時間の時に議長の方がそこから選んで,選んだテーマで議論する形式でした.ワークショップ形式なので質問や議論がしやすく,どの発表も質問者の疑問が解決されるまで,質問者だけでなく他の参加者も含めて深い議論をしていました.
私の発表についても色々質問や意見を頂き,改善点や今後の研究のヒントをもらえたので非常に良かったです. 今回はオフライン参加でしたが,オフラインの会議では人の表情を見ながら発表できたり,質問や意見も気軽に発言でき,会議以外の部分でも交流が取れるのが良い点だと改めて感じました.

Conference

Conference風景 Conference風景

IoTメインの会議はWorkshopと同じ建物のIDE Arenaというところで行われました.
会議の初めに2人の教授によるkeynoteがありました.1日目はMITのFadel教授,2日目はUSIのSilivia教授のKeynoteがあり,その後普通のセッションが始まりました.

会議の内容は,IoTエッジデバイス間の通信手法やIoTデバイスへの攻撃検知やジャミングなど,普段馴染みのあるIoTデバイス・サービスの話から,普段意識しないようなセキュリティの話まで,様々な最先端IoTについてでした. 河口研ではよく色々なデバイスについて扱うので,身近な内容が多くどの発表も面白い内容ばかりでした.

会議はいくつかのテーマごとにセッションで分かれていて,セッション間はCoffee breakと呼ばれる,小休憩がありました.
Coffee breakでは,ちょっとしたお菓子とコーヒーまたはお茶が提供されていました.

Coffee break Coffee break

デルフト観光

発表の合間や最終日に観光の時間があったので,デルフトの街を観光しました.

デルフトは,人口が約95000人,面積が24.08 km2の非常に小さな町でオランダの古都です.

移動手段はバスと徒歩がメインになります. 地元の人達は基本的に自転車を使用しているのですが,結構なスピードで走行しているので,歩き慣れていないと後ろからも前からも猛スピードの自転車が来て結構怖いです. 旅行者の方は注意ですね.

デルフトの街中

デルフトのレトロな街中にはこのような川が多く存在しているのですが,川の側面には柵がなく一歩間違えれば落ちてしまうような作りになっています. 地元の人はこの川に対して自転車や車を停めるので,観光客から見たら結構ヒヤヒヤしますよね.

街の中心部にはマルクト広場という出店広場があります. こちらには市庁舎や新教会などがあり,広場周辺には多くのお土産屋やレストランなどが存在しています. デルフト観光には欠かせない場所になっています.

街の風景

デルフトの街中

マルクト広場と新教会

マルクト広場と新教会

「デルフトの眺望」のモデル地

またデルフトは画家フェルメールの故郷としても有名であり,彼の作品の舞台がデルフトの各地に存在しています.

デルフトの眺望

デルフト工科大学(TU Delft)

IoT2022の会議地でもあったデルフト工科大学には立派な図書館があり,会議終了後に見学させてもらえました.
IoT2022のヘッダー写真にもなっているTU Delftの図書館,外観からもおしゃれな図書館であることが窺えます.

ちょうど私たちが伺った時がテスト期間だったようで,多くの学生の方が勉強していました.

TU Delftの図書館(外観) TU Delft テスト期間 注意喚起

中は広い空間で多くの勉強机が置いてありました.
雑談しながら勉強をするスペース,パソコン使用スペース,集中スペースなど用途ごとに場所が区分けされていました.

図書館の真ん中は吹き抜けになっていて多くの太陽光が差し込み,非常に解放感の溢れる図書館設計になっていました.
また吹き抜けを囲むように上の階層にも多くの机がありました.
上層階では雑談禁止なので,各々自分のタスクを集中していてやっていました. 一度はこのような場所で研究や議論をしてみたいですね. TU Delftの図書館(外観) 吹き抜け TU Delftの図書館(外観)

来年の告知

今年のIoT Conferenceはオランダのデルフトで開催されましたが,来年はここ日本の名古屋大学で開催されます!!
来年のホームページなど論文投稿の詳細などはこれからだと思うので,ご興味のある方は詳細が出るまでもう少々お待ちいただけると幸いです!


今回の投稿内容についてもっと詳しく聞きたい!河口研に興味があります!という方はぜひ見学へいらっしゃって下さい.もちろんオンラインでもOKです!
また,河口研ではYoutubeチャンネルにいろいろな投稿をしています.
そちらも是非ご覧ください!

ご連絡の際は,haru☆ucl.nuee.nagoya-u.ac.jp (☆を@に変えてください)までご連絡ください

河口研ではあなたが来るのを楽しみに待ってます!